【2021年最新】スマートハウスってなに?メリットやデメリットは?
新築住宅を検討した際に、近年よく見られる言葉としてスマートハウスと呼ばれるものがあります。特にハウスメーカーの各社でも注力しているものですが、このスマートハウスとは一体どのようなものなのか、2021年の最新の基本情報をはじめとし、メリットやデメリットについてご紹介いたします。
そもそもスマートハウスとは、情報技術を使って家庭内の照明器具や調理器具、冷暖房の設備など、電気やガスを使って動く機器を制御して、エネルギーの消費を最適に制御する住宅のことを指しています。例えば太陽光発電などでエネルギーを自給して、作った電気を自宅用の蓄電池や電気自動車などに蓄えます。そしてヘムスと呼ばれるシステムで住宅の機器をコントロールして、エネルギーをマネジメントするのです。これにより住宅の省エネ化が図れ、CO2排出の削減などが期待できます。
一番活用されている技術がヘムスと呼ばれるものです。これは住宅内の機器や家電をネットワーク化し、電気やガスなどのエネルギーをどれくらい使っているのかをモニター画面で見えるようにし、自動的に制御を行い最適化します。このようなスマートハウスのメリットにあげられることは、なんといっても光熱費が抑えられることと言えるでしょう。自家発電で作った電気を売ることにより光熱費をゼロにすることができるとも言われています。蓄電池があれば災害時には非常用電力としても非常に役立つことでしょう。反対にデメリットにあげられることは初期費用が高くなることです。ヘムスを始めとし自家発電や蓄電池など様々な設備を導入しなければならず、断熱性能を高めるための建物費用も必要です。それだけではなくこれらの設備は一定期間使えば必ず寿命がくるため、更新も必要になることを頭に入れておかなければなりません。
似たような言葉としてスマートフォームが挙げられますが、これはit技術によって家電や設備などをネットワークでつないで、快適なライフスタイルの実現を目指すものです。例えばドアの施錠解錠、照明やエアコンなどをスマートフォンでいつでもどこでもコントロールすることができるシステムや、セーフティ機能などが挙げられます。これらは家電とインターネットを繋ぐIoT家電、スマート家電と呼ばれるものを使い、近年ではロット住宅とも呼ばれています。スマートハウスはヘムスによってエネルギーを制御していることから、lot住宅の一つとも言い換えることができるでしょう。後から導入するよりも新築時に導入した方が良いとされているので、新築時には是非選択肢のひとつとして考えてみましょう。